第8回さんかくサロン(那須烏山市長編) 2/2

【意見交換ワークショップ】

さて、これまではゲストが主に語ってきましたが、今度は打って変わって、参加者に語ってもらおうということで参加者同士のグループワーク。

この手のプログラムは通常回でもわりと実施しているのですが、今回は「ゲストが市民に聞きたいこと」を前面に押し出して、それについて意見交換してもらっちゃおうというものです。

お題はズバリ「みなさんの周りで市内企業に勤めている人はどれくらいいますか?」ということ。

市長が思っていることとして、
「市内には従業員が数百名に上る大きな企業が数社あり、その他にもその分野では有名ながらも一般には知られていないような中小企業が多数存在しており、一定の雇用の場がある。」
「それなのに、事業者からは地元での求人に苦労しているという話を聞く。地元の人は市外に勤めに行く人が多く、求人をしても集まらなくて、市外(那珂川町や茨城県など)からの応募が多いようだ。」
「地元で勤めれば通勤時間も浮いて、地元での様々な活動もしやすくなるし良いことも多いのに、、」
といった問題意識をあげられ、それについて市民がどう思うか率直に知りたいということでした。

そこで、「身の回りで市外の企業に勤めている人はいますか?」というシンプルな質問をまずは参加者に問いかけてみることにしました。

その結果、圧倒的な挙手多数。

まあ、もちろんそうですよね(笑)

進行役を務めている当の本人も市内に住まいながら市外に勤めているものなので、、


とは言え、先ほどのパネルトークで「地元に雇用の場があまりなく、地元では子どもたちの将来展望が描きにくい」という声も上がったことも事実で、続けて「身の回りで、地元に雇用がないから市外に勤めているという人はいるか?」という質問も投げかけてみました。

すると、わずかながらですが挙手がチラホラ。

ひょっとすると、雇用に関して事業者側と求職者側で、「地元でどんな会社が募集しているか」や「地元に自分の求める職があるか」といったことに関する認識のギャップがあって、そこでミスマッチが生じかねない現状が浮かび上がってきました。

それを受けて、市長にはその打開策のヒントを参加者から得てもらえるよう、「雇用の場がある/ないのギャップはどこから生まれているのか? そして、そのギャップを埋めるためにはどのような工夫が必要か?」という点に絞って、参加者同士で意見交換してもらうことにしました!

隣近所で3~4名ほどのグループを作ってもらい、まずはその中で意見交換してもらいました。


こちらは若手が多いグループ。


働き盛りのメンバーが多いグループもあれば、


他業種の有意義な交流を感じさせるグループもありました。


こちらはたまたま女性同士が同じグループに。市長が女性ということもあり、これからのまちづくりのキーパーソンになってきそうな予感。


お腹が減るのでお菓子をポリポリつまみながら作業するのも楽しいですよね~♪


グループ内での議論は尽きませんが、10分程でタイムオーバー!(今思えば短ッ!)

せっかく話し合ったので、各グループで出た代表的な意見を全体に共有してもらいます。

ギャップが生まれている背景としては、

「地元の企業を知る機会があまりない」

「宇都宮の方が選択肢が多いので、そちらに行ってしまうのは仕方ないかな」

「他の地域の方が賃金が高いから」

「募集している職種が限られている」

といった意見が挙げられました。


一方、ギャップを解消するための工夫として、

「市内企業の企業マップを作ってはどうか。何をしている会社か分からないので、製造業なら何を作っているのか分かる情報などを入れると良い。」

「小中学校での職場体験を受け入れる等、積極的にPRしては」

「那須烏山ならではの自然を活用する等して、多様な職場を生み出していければ」

といったヒントが提案として出されました。


他にも「働くのは別の地域でもいいのではないか?」といった本質を突くような意見も聞かれたのは印象的でした。

住んでいるテリトリーと職場は一定程度離れている方が何かと気楽という心理もあるでしょうからね、、

また、今回は全体の中ではストレートに出されませんでしたが、高等教育を終えたイマドキの若者が希望する職種が少ないからUターンなどで戻って来にくいという現状もあるかもしれません。

いやはや奥の深い問題です。


終始聞き入っていた市長に感想を求めると、「企業マップを作るというのは非常に良いアイデアだと思う!」と嬉しそうな表情でした。

解決策に役立つ何かしらのヒントが提供できたのであれば何よりですね~


【質疑応答~まとめ】

盛りだくさんのプログラムもいよいよ次で最後。

皆さんとお待ちかね(?)の市長への質疑応答です。

ここまでで色々な角度から市長とのコミュニケーションが図られたので食傷気味かと一瞬心配しましたが、参加者からは率直に思っていることや聞きたいことが積極的に発言されました!


「これからの山あげ祭りをどうやっていくのか?」

「市外からの観光客も来るスポットに道路の傷みが激しいが、なかなか解決しない。どこに相談したら前進するのか?」

といった質疑が投げられ、市長はそれに対して懇切丁寧に答えてくれました。

特に、お祭りについては時間を割いて話してくださいまして(やはりお祭り好きの血が騒ぐのでしょうかw)、時に「これは議会とかでは語れないだろうな~」という過激な内容も情熱的に語られていたのが印象的でした。

やはり、このようなユルい場で意見交換することの意義について感じさせられました。

また、市民がこのようなフラットな場で、しかも公衆の前で首長と意見を堂々と交わすというのはヒジョーに重要な営みだとつくづく考えさせられます。


最後に、市長からの挨拶で締めてもらいました。

市長からは「多様な参加者がいて、とても楽しめたし良かった。今日は濃密な時間を過ごさせてもらって正直、お腹いっぱい(笑)また半年後くらいにやりましょう!」とのお言葉をいただきました♪

まずは楽しんでもらえて何よりでした! ご参加ありがとうございました!


さて、今回は以上のように

・ゲストとの対談(一問一答)

・パネルトーク

・意見交換ワークショップ

・質疑応答

という、市民参加のイベント等でよく使われがちなプログラムを多彩に盛り込んでみましたが、いかがだったでしょうか?

時間的にタイトになってしまうなど、ちょっと盛り込み過ぎた感もありましたが、実は今回の機会を通して市長に「市民の市政への参加」の具体的な手法について実体験してもらいたかったという狙いを込めていたのでした。

それぞれの手法にはおそらく一長一短があります。

テーマによって、参加者の属性によって、求める成果によって、フィットする手法・プログラムはそれぞれ異なりますので、市長にはその相性を少しでも見極める場が提供できたのであれば、主催する我々としても嬉しい限りです。


冒頭でも触れましたが、なんせ今回は「勝手に第1回 市長&若者まちづくりミーティング」ですので、参加者の反響によっては第2回も当然ながら視野に入れています!

今回はお陰様で多数の市民の皆さんの参加を得られ、非常に手応えを感じているところです。

今後の市長の市政を見守りつつ、頃合いを見計らってフィードバックの企画を実施していきたいと思います!

という訳で、また会いましょう~


最後にゲスト、パネラーを囲んで記念撮影をパシャリ。

ゲスト、パネラーの皆様、そして、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました♪

さんかくサロン

他人任せのままで、このまちの将来ってホントに大丈夫? 那須烏山市を中心に、市民が地方政治に主体的に参画していくための、きっかけづくりの場です。 当面は、市政に関する正しい知識や課題を分かち合うための情報交換の場にしていきます。

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