第8回さんかくサロン(那須烏山市長編) 1/2

なんだかんだで半年ぶりの開催になったさんかくサロン。だてにサボっていた訳ではなく、この日のために力を蓄えていたと言っても過言ではありません。

なんせ、今回のゲストは那須烏山市のボス(※親方的な意味です)ですから!!

RPGで言えば物語の序盤戦にいきなりラストボスが出てくるなんて滅多にありませんが、事実は小説よりも奇なりで、ことさんかくサロンにおいてはそれがありえてしまった訳です。もちろんボスと戦う訳ではありませんよ(笑)


テーマは題して、「勝手に第1回 市長&若者まちづくりミーティング」

「市民のための市民参加の市政」を公約の柱に掲げた新市政が発足してそろそろ3ヵ月。どのようなまちづくりを行なっていくのか市民にまだ十分に浸透していないようなので、この際だからざっくばらんに情報交換してしまおうというのがザックリとした開催趣旨です。

改めて紹介するまでもありませんが、こちらがゲストの川俣純子那須烏山市長です。

ゲストが市長とあってか、会場のコミュニティスペース「ぷらっと」は用意していた席が全く足らないほどの超満員! 立ち見になってしまう方も出てきてしまい、申し訳ありませんでした、、

それにしても、これだけの参加者が集ってくださったおかげで、会場は異様な熱気に包まれており、想定外の事態に代表もややテンパり気味にイベントがキックオフ!


【ゲスト一問一答】

いつものように、まずはゲストに対する理解を深めるためのゲスト×代表のトーク。

設定した質問にその場で即答してもらうというおなじみのコーナーです。

議員時代まで歯科医を経営されていた川俣市長に敬意を表して、医療現場で良く用いられる「問診票」の形式で質問攻めにしてみましたw

ちなみに、用意した質問がこちら。

①お名前とご職業を教えてください。
②好き嫌いは多い方ですか?
③アルコール類は飲みますか?
④休日はどのようなことをして過ごしていますか?
⑤市長になったきっかけを教えてください。
⑥議員時代とのギャップはありますか?
⑦一番痛いところはありますか?
⑧どのような市にしていきたいでしょうか?

アイスブレイクを意識して、少し悪ノリしているようなスライドもいくつか散りばめてみました。

議員時代、お酒を愛してやまないことで有名だったことにちなんだこんな質問や

こんなのまで。

一見するとふざけた内容の質問にも聞こえますが、一つ一つ丁寧に明るく答えてくれたのが印象的でした。

「一番痛いところはありますか?」というのは、つまり「この市にとっての悩みの種で、市長が一番最初に着手しようとしている政策課題とは?」という質問です。

これに対して市長は、
「旧烏山と旧南那須の市民の間の絆をもっと深めたい。そのためにまずは、同じ日に別々の会場で開催されている旧町内の市民運動会を一つに統合したい!」
「運動会という同じ場でともに汗を流すことで、お互いのことをよく知りえるのではないか。」
「うまくいかなかったとしても、まずはやってみることが大切でしょ!」
(以上、オブラートに包んだ表現に自動変換してお伝えしておりますw)
という“合同市民運動会の実施”を政策の一丁目一番地に挙げられました。

このあたりの政策はこのさんかくサロンの場で初めて聞いた興味深いお話でして、ふだん高いところ(壇上)から講和されたり挨拶されたりする時にはなかなか聞くことができない、熱のこもった思いを漏れ聞いた気がしました。


余談ですが、「市長行きつけのバーに“純子スペシャル”というメニューがある」という那須烏山の都市伝説を確認したところ、事実だとの回答を得られました(笑)

正体はウォッカ+トニック+ライムのカクテルだそうです。

興味がある方は今度チャレンジしてみてください!


【若手キーパーソンとのパネルトーク】

市長がどんな人柄なのか、那須烏山市の現状をどのように認識しているのか、といったことが参加者と共有できたところで、今度はまちづくりの各分野で活躍したりこのまちで長く住んでいたりする若手のキーパーソンをパネラーに迎えて、市長×パネラーのパネルトーク!

今回は、地域福祉/子育て/空き家対策の各分野のキーマン3名をパネラーにお越しいただきました。

それぞれの分野で得た深い気付きをゲスト及び参加者にフィードバックしつつ意見交換してもらうことで、埋もれているかもしれない政策課題にスポットライトを当てようとする試みです。

まずは各自の自己紹介と自身の活動や実体験を通して、市長に伝えたい「現場の声」をざっくりとプレゼンしてもらいました。

次いで、「市政運営の課題やこれからの市政のビジョン」について思うことや、その流れを受けて「市民の市政への参画のあり方」についても意見が交わされました。


〇山村浩之さん(地域福祉:那須烏山市社会福祉協議会)

「行政と連携して地域共生社会の実現に邁進している。そのためには地域住民との関係構築が必要となる。その際、地域住民や自治会と顔の見える関係になるよう、できるだけ対面でお話しするよう心掛けている。その過程で、実際に会っておしゃべりすることで、住民の本当のニーズや要望を把握することができるということに気付いた。たまに「行政が遠い、何をしているのか分からない」などといった声を住民から聞くので、できるだけ現場のに出向いて顔を出すという泥臭いけれども必要なことを一緒にやっていきましょう!」


〇高橋由樹子さん(子育て:2児の母、自営業)

「子どもの医療費の全額補助をはじめ、子育てに関する補助は近隣自治体に比べて手厚いので満足している。一方、子どもが育つ環境である家庭にフォーカスすると、親(特に母親)の健康をいかに保つかということも子育て環境の維持には必要。そのためには健康診断の受診などを市が率先して積極的に勧めることも大切ではないか。」


〇齊藤貴広さん(空き家対策:一級建築士、housebook project代表)

「housebook project(空き家の利活用を考える団体)で、旧烏山地区の中心市街地の空き家の調査活動を実施してきた。その中で、建築士目線から実際に使えると思える物件は非常に限られている。また、一階部分は空き家に見えるがその奥や二階を何かしらに使っている物件が少なからずあり、空き家の数は印象ほど多くはないのかもしれない。そもそも、国が積極的に利活用を考えている物件は昭和55年以降に建てられたもの(=耐震基準をクリアしているもの)で、われわれが調査した物件でその条件を満たしているものは少ないように思う。そういう意味で、このまちの空き家はそれがすぐさま利活用につながる可能性が低いため、その手前の対策が求められている。」


なるほど、なるほど!

各分野で活動したり経験されてきた方の意見は興味深いですねぇ。

話を聞くたびに目からウロコが落ちる思いです。


他に、

「他の自治体との差別化を図れる軸みたいなものを持つ必要がある」

「地元に雇用の場があまりなく、地元では子どもたちの将来展望が描きにくい」

といった意見も出され、市長にとっては耳の痛い意見だったかもしれません、、


また、パネラーから

「市民の側から声を上げようとしても、どこに相談したらよいのか。また、相談したとしてどのように要望を取り上げてもらえるのかイメージが湧かない。」

という声もあがり、それに対して市長は

「公聴会などの場を積極的に設けて幅広く意見を聞いていきたい。一人だけで考えようとすると大変なので、つながりのある人に声を上げていくと良い。」

といった答えを出されていました。

本来なら、その辺の声をすくい上げるのがさんかくサロンという場に期待される役割なのかもしれません! われわれももっと頑張らねばと思った次第です。


そんな訳で、用意していたパネルディスカッションの時間はあっという間に時間切れに、、

市長が意外とパネラーに対する発言を積極的に拾ってくださいまして、「パネラー3人の問題提起に対してゲストが応答し、さらにパネラーが突っ込む」というパネルディスカッションの良さを存分に演出するには運営側の実力不足で、時間が足りませんでした。

しかし、このパネルディスカッション、時間さえ気にしなければ会話のキャッチボールをもっと広げることができそうなくらい楽しかったです♪

(その2へ続く)

さんかくサロン

他人任せのままで、このまちの将来ってホントに大丈夫? 那須烏山市を中心に、市民が地方政治に主体的に参画していくための、きっかけづくりの場です。 当面は、市政に関する正しい知識や課題を分かち合うための情報交換の場にしていきます。

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