師走に入り、世間が忘年会シーズンに突入するさなか、第四回目のさんかくサロンを開催しました♪
今回は総務課の危機管理グループの若手職員さんをゲストに迎えて、「那須烏山市の防災対策って大丈夫?」をメインテーマにお話ししてもらいました!
今回は4回目にして初めての試みである車座形式にしてみました♪
なお、これまでの参加者は延べ40名を超えているのですが、その中でも皆勤賞の方が一名おられまして、今回も漏れなくご参加いただきました。代表と上下の服装が被ってる方が当人ですがw いずれにせよ、ありがたいことです~
【ゲストレクチャー:危機管理とまちづくり】
さっそく総務課や危機管理グループのお仕事について、担当者からレクチャー開始。
総務課は人事行政グループが大所帯となっており(したがって、その仕事が主体)、他に契約管財グループ、危機管理グループから構成されています。
危機管理グループの仕事は、防災に関連するもののウェイトが大きく、とりわけ、消防団の行事に関係する行事を中心に年間計画が回っている印象を受けました。
また、突発的な危機対応として、災害が発生した際には、同グループが災害対策本部の機能を持つらしいです。市長が本部長、危機管理グループが本部事務局として本部会議を招集しつつ、各課への指揮調整や情報収集、資源管理にあたるそうです。非常に重要な任務を担っていることが分かります。
人間でいうところのアタマに相当する働きをする、という理解になるでしょうか。一方、他の各課(都市建設課、農政課、商工観光課etc...)はそれぞれの持ち場で得た情報を危機管理グループと共有しつつ、現場の対応にあたるという手・足の働きをすることになろうかと思います。
この辺、危機管理グループはあくまで指揮機能が重要ととらえているのに、他の各課は「災害対応は全て危機管理グループの仕事じゃないの?」などと、職員間であっても誤解しているフシがあるという愚痴は小さな声ながら聞き逃しませんでしたゾ(笑)
とは言え、行政だけで突発的な危機に十分な対応ができるはずもなく、
①自助=自分や家族の身を自分達で守る
②共助=近隣住民・地域の協力、助け合い
③公助=公的機関による対応
をバランスよくとることが重要と強調されていたことには一同納得。
そんな中で出た名言がコチラ。
「災害時に行政に甘え過ぎないためにも、平時こそ行政に甘えて欲しい」
行政が危機対応にあたるとは言え、ただでさえ栃木県は災害の少ない地域なので、行政も災害時の対応には決して慣れている訳ではないのが実情です。
そんな中、災害時に市民が過剰に行政に頼ることで、迅速な災害対応に支障をきたしてしまうというリスクは、できるだけ避けたいところですよね。
そもそも、自分の命を守るのは自分自身ですからねぇ。せめて自分の命は自分で責任をもって守って欲しいという、ごもっともな意見と思われます。その分、復旧・復興は行政に任せていいよということだと思います。
そのために、平時に実施する自治会などを通した防災訓練の実施や防災倉庫の備品管理、防災計画づくり等にドンドン行政を使って(=甘えて)ほしいとのことです。
いやぁ、喉元過ぎれば…ではないですが、東日本大震災から5年が経ち危機意識が薄らいだこのタイミングで、改めて危機管理の重要性に気付かされますね!
【トークセッション】
続いて、恒例のゲスト×代表のトークセッションの時間。
「有事の際、防災計画というのはどう活用されているの?」
「防災計画を策定する防災会議のメンバーってどんな方たちなの?」
「有事が起きた際の想定されるシミュレーションは例えばどんな?」
「平時、有事でそれぞれ市民に期待される行動とは?」
などといったことをキャッチボールさせてもらいました。
話の中で、実は(というか周知の事実か)烏山庁舎と南那須庁舎の耐震強度の状況がヤバい等という情報ももたらされ、参加者一同「マジか~」という感じで聞き入ってました。
震災のシミュレーションをした際、どんなに個人や地域で「自助・共助」を発揮して生き残っても、有事後の復旧活動をつかさどる「公助」の拠点(しかも両庁舎とも)が地震で最初に倒壊していたら、機能不全に陥ってしまって何もできなくなってしまいますからね。
そして那須烏山の場合は、「地震はもう来ないッ」と頑なに信じているためか施設整備が先延ばしになっており、有事の際、公助の機能はもとより職員さんの身の安全を勝手ながら危惧してしまいました。
一方、市民にできることも少ないながらあることが分かりました。
有事が起きると、つい「こんなつまらないことで市役所に連絡して迷惑がられないか…」と悩むことがあるかと思いますが、例えば
・普段水が出ていない家の裏山から湧水が出てきたけど、どうするか?
・川の水位が今どうなっているのか?
といった情報は土砂災害や洪水被害を未然に防ぐ可能性があるので、そうした異変を伝える情報はどんどん問い合わせしてほしいとのことでした。
また、平時でも災害が発生しやすい場所や被災した場所について、再発しないよう対策を講じる際には積極的に行政を活用してもらっても構わないそうです。場合によっては一緒に作業をやることなんかも可能だそうで、そうしたプロセスを繰り返すことで、行政に頼らなくても自分達で災害に対応していくノウハウが蓄積されるとのこと。
まさに「平時に甘えて、有事に甘えない」の実践ですね!
(その2へ続く)
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