昨日の下野新聞朝刊にて、さんかくサロンの活動が取り上げられました!
今年4月に予定されている統一地方選に向けた連載のうち、最後の「つなぐ」というサブタイトルの記事。
県内で市民と市政(=地方政治)をつなぐ役割を果たしている団体の視点から、有権者の無関心をどうとらえているかというのが主題でしたが、無関心層に関心を持たせるというのは難題でして、こればかりは特効薬はなく、現状で答えはありませんでしたが、、
一連のインタビューを受けて、色々と思ったことがありました。
まずは、(地方政治において選挙というプロセスが必要な・価値のある存在である、ということを前提にすれば)選挙の中身に意味を感じられるものにしていかないと、有権者に「価値ある1票」という意識変化を起こすことはできないのではないかと。
現在の選挙は色々な縛りがあって、ビラを撒いたり立候補者名を選挙カーから連呼するという旧態依然とした手法が取られるのが常です。
当然、政策の吟味につながる情報は非常に少ないので、政策が洗練される機会になっていませんし、有権者にとっても立候補者を比較検討する機会にしずらいものです。
また、地方議会の場合、定数が20近くもある(誰か一人を選ぶというのではない)選挙に対して、有権者の投じられる票は1票しかなく、うまく言えませんが、どうしてもバランスの悪さを感じてしまいます。
投票する候補者というのは、何かしらのしがらみの中で関わっている人であることが多いため、政策本位で選ぶことは少ないのではと推測されます。“お友達”(利害関係者)が多ければ勝てるという構図です。したがって、投票する候補者を決めたら、他の候補者のことをあまり把握しなくても選挙は済んでしまいます。しかし、数の上では選んだ候補者はあくまで議会の1/20程度(定数20の場合)の力しかなく、結果的に、その他19/20の大多数についての吟味はスルーされることになります。
また、選挙は当選するか否かが致命的に重要ですが、当選者にとっては、その得票数も自身を評価する指標として同じく重要です。ただ、現状だと得票数≒お友達の多さになりがちで、その政治家の政策の評価とリンクされていないのではないかと思われます。
当選者より落選者が圧倒的に少ないという地方選挙の現状では、選挙はふるい分けの面が強いと言えます。そうなると、最高裁判所裁判官国民審査のような、「ふさわしくない者に×をつける」方式のほうがフィットするのではないかという気がします。候補者それぞれに対して〇×をつけることができるので、しがらみ色は薄れ、その候補者の本来の評価に近い結果が得られる気がします。
ただ、これらを変えるには、根っことして横たわっている公職選挙法を変えないといけません。まさに国政レベルの話に一気に飛躍してしまいます。
かなり根本的な問題でして、さんかくサロンが存在しているうちに変えることは絶望的に無理なのではと思います、、
ただ、代替措置として、実際の選挙とあわせて出口調査をして仮想的(バーチャル)な市民審査をやってしまうというアイデアもありますが、それについてはもう少し寝かせておきたいと思います。
一方、足元に広がるテーマを見つめなおすと、市民が市政に関心を抱かないのは、そもそも関心を抱くための“とっかかり(フック)”がないからではないかということに気づきました。
情報がわりと手軽に入手できる昨今。しかも特に若い世代は多忙を極める昨今。低コストというか低労力で情報が入手できるというのは大前提となっています。
したがって、市の現状や市政に関する情報も低コスト・低労力で入手できるよう整理し、かつ市民の目に留まりやすいように発信することが、市政への関心を高めるためのキモではないかと思います。
現状では、そうした情報は整理・発信されることなく、行政の中にまだまだ埋もれたままです。
さんかくサロンの活動は、そうした情報を掘り起こして、選別・加工して、提示・共有するというステップを踏んで、市民が市政の情報を手軽に知ることができる場を提供しています。
そういう意味で、さんかくサロンは(地域)メディアである、とも言えそうです。
新聞やテレビのように、①情報を収集し、②加工し、③ユーザーに分かりやすく伝えるという働きはいわゆるメディアそのものです。
強いて違いを挙げるとするならば、④考えてもらう(考えさせる)というアクティビティが付加されているということでしょうか。見方によってはお節介なアクティビティですが(苦笑)
市民が市政をジブンゴト化するには、我がことに引き付けて考えるという成果がとても大切と思っているので、いわゆるメディアよりも責任感を背負っている自負はここに表現されているのかなと。
ライブでやっているということもあり、一方向性ではない双方向性のやり取りもいわゆるメディアにはない特徴かとも思います。
そんなライブ感あふれた熟議の場としてますます育っていったら良いなと改めて気付かされました。
いずれにせよ、このような形で客観的に取り上げてもらえるのは、色々な意味でありがたいことですね~♪
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